田舎の畑に小屋を造った(1)

 定年退職ののち、田舎に用意していた土地で野菜作りを始めたのだが、夏場の日差しの厳しさに音をあげて、下図のような休憩用の小屋を造ることにした。

         

 今まで建物を造るなどということは未経験の世界だったから、ここに書いていることはネット上のお師匠さんに教わったものが多い。常識外れのことをしているかもしれないし、建築用語の誤用があるかもしれない。ご笑覧を。

 

小屋作りの条件

 1 現地には電源が無い

 2 使える電動工具はドリルドライバーだけ。

   他にのこぎり・ノミ・カンナなど大工道具、水平器

 3 マイカーに積み込める資材の最大長は角材3m、板なら2m

 4 作業するのは自分だけ(しかし結局2度人手を借りた)

 

購入した資材(主なもの)

 90mm角4m杉の角材9本(店頭でカット)、90mm角3m角材7本、

 波板トタン6尺を8枚、平板トタン6尺を2枚

 垂木(松材、30×45mm、長1820)28本  →屋根と床用

 野地板(厚12 ,幅180または105、長2m)68枚

 OSB合板13枚・プラスチック板1枚

 防水紙(「アスファルトフェルト」)1巻

 防腐剤・塗料

 

基礎工事

 計画した建物のサイズは使う資材の規格を元にしたもの。

 正確な長方形をつくるため、2辺と対角線の長さの三角形を紐で作り、これで四隅の位置を決めた(これはネット上のお師匠さんの教え)。

 

 建物の四隅外側に合計8本の杭を打ち、それぞれに水平点(水を入れたホースの水面の位置)をマーク。マークした所に板を取り付け、水糸を張る。次に基礎のブロック(12カ所)をコンクリートで固定し、上面の高さを合わせる(下写真)。

   

 

 基礎の上に大引を置き、四隅のブロックにセットしておいたアンカーで固定(下写真の丸印)。